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マリアナ沖海戦から太平洋掌握を目指す提督の決断III「激闘クェゼリン沖」

前回からの続きです。


戦艦大和、武蔵を主力とする第4主力艦隊は1944年10月4日、ブリスベン沖へと到達していた。「豪水際封止作戦」の最後の関門である。瑞鳳以下4隻の軽空母は、直掩隊を絶えず上空に送り続け、ブリスベン航空隊の襲来に備えていた。

「敵さん、現れませんね。」

戦艦大和艦長、森下信衛は第一艦橋戦闘指揮所にて伊藤整一艦隊司令長官にぼやいていた。艦橋の外は既に日が沈み、星空が広がっている。

「ああ。だが大陸はまだ見えていない。油断するなよ。」
「わかっております。」

油断は大敵。いや、油断できる状況ではないことは間違いない。もし艦隊全滅などということが起これば、日本を護る艦はほぼ消滅してしまう。この作戦自体、一つの賭けのようなものだった。
とはいえ妙である。大陸にかなり近づいているにもかかわらず、昼に航空隊が襲撃してくることはなかった。工作員も送っていないため飛行場が破壊されていることはないはずだ。

「……罠か?」

もし敵がこの大和を引き付けるためあえて攻撃を行っていなかったのだとしたら。そう考えた時だった。

「電探上に敵艦隊捕捉!その数28!」

ブリスベンへの航路上に敵艦隊を捉えたのだ。

「全艦水上戦闘用意!艦隊に通達!敵艦隊発見!方位2-1-0!」

艦橋が慌ただしくなる。3か月ぶりの水上戦闘に伊藤の闘志は静かに燃え上っていた。



10月4日深夜、第4主力艦隊が捕捉したのはブリスベンを護るべく出港したオーストラリア艦隊だった。巡洋艦5、駆逐艦7、輸送船16の水雷戦隊である。戦艦を持たないオーストラリアは、夜戦に持ち込むことでできるだけ日本艦隊に打撃を与えようと試みたのであろう。だが、46㎝三連装砲を持つ大和、武蔵の前には近付くことすらできず、逆に一方的に被害を受けた。戦果、巡洋艦4、駆逐艦7。しかし、日本第4艦隊も痛い損害を受けることとなる。戦艦の砲撃の合間に突入し、雷撃戦を展開した航空巡洋艦最上が、反転離脱中に敵艦の砲撃を受けた。敵巡洋艦の砲弾は弾薬庫を直撃。誘爆を起こし、最上はタスマン海に沈んだ。艦艇は航空甲板の位置から二つに折れ、一瞬で轟沈したという。この戦闘で敵オーストラリア艦1隻と多数の輸送船を逃すも、翌10月5日明朝にはブリスベンへの砲撃を開始。午後にはブリスベン航空隊の空撃があったものの、直掩隊の活躍により返り討ちにし、なぜか寄港してきたオーストラリア残存艦隊共々ブリスベン守備隊を撃滅。10月6日、ブリスベンは陥落した。

ブリスベン沖海戦では戦艦長門および金剛、榛名が小破したためブリスベンで修理を行い、その間大鳳以下の第2機動艦隊はトラックへ寄港。10月25日、第4主力艦隊もトラックへと戻った。

豪水際封止作戦を成功させたことにより、オーストラリアからの脅威は無くなった上、大量の地下資源を得ることになった日本軍は、資源の問題は解決されたと判断し、次なる目標を中部太平洋の前線基地、クェゼリンへと定めた。ここに偵察機を含めた航空隊を配属することができれば、トラックやサイパンに接近してくる敵艦隊を即座に発見することができるためである。

10月30日、陸戦隊を引き連れて第4主力艦隊はクェゼリン沖へと出港。これまでの間、ウェーキより海軍爆撃機銀河による攻撃を行っていたが、クェゼリン守備隊の数は多く、また飛行場の規模が小さいため銀河の配属に時間がかかり、大きな成果を得ることはできなかった。

11月2日、クェゼリン沖を哨戒していた敵潜水戦隊を捕捉するも被害はなく、そのまま東進を続けていると、突如敵航空隊による攻撃が始まった。ウェーキ航空隊の情報によれば、クェゼリンの航空機はすべて破壊していた。つまり現れたのは敵空母機動艦隊による攻撃。総勢350機を超える大規模航空隊だった。
敵空母機動艦隊発見の報を受け、トラックで待機していた第2機動艦隊を急いでクェゼリンへ向かわせたが、ここを死守せんとするアメリカは、先のマリアナ沖海戦で残っていた戦艦アーカンソー、テキサス、ニューヨーク、ネバダを含む艦隊をクェゼリン沖に投入していたのである。

11月3日、直掩隊の活躍により航空攻撃の艦隊への被害は皆無であったが、約半数の戦闘機を失うこととなる。最上を失ったことで索敵能力が低下している第4主力艦隊は、敵空母機動艦隊を発見できないまま戦艦4を含む敵水上打撃部隊を捕捉。伊藤整一司令長官は、敵艦隊の追撃を命令するのであった。




勝利条件:11月10日までにクェゼリン基地を占領する
敗北条件:11月10日までにクェゼリン基地を占領できない
       または戦艦大和、武蔵いずれかの沈没




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Author:緑虫
千早病にかかったプロデューサー兼提督。一時激しかったアイマス熱も落ち着き、ついでに執筆意欲も減少してきて現在に至る。扶桑姉さまに慰めてもらいたい。

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